人と食のはなし

自社栽培、自社醸造のこだわりワインー山梨県・敷島ワイナリー

日本屈指のワイン生産量を誇る山梨県。
今では約80社ものワイナリーによって、国内ワインの30%を生産しています。
続け続けと、北海道(24社)や長野県(27社)など様々な地域でワイン用葡萄の栽培、醸造がはじまりました。
嬉しいことに、日本ワインは日本各地のテロワール(※)も味わうことが出来る新しい時代に突入!

※テロワールとは
語源はフランス語。日本語に直訳はできませんが、その土地の風土が作物に影響する様々な影響を表します。同じ葡萄品種でも、地域によって特有の味わい・香りのワインになります。

今回ご紹介する敷島ワイナリーは、小規模ながら手間を惜しまずにワイン造りに励まれるワイナリーのうちのひとつ。

年間生産本数は全て合わせ3〜5万本ほどで、大手さんがひとつの銘柄で数万本生産されるのに比べ極小規模なワイナリーです。

敷島ワイナリー外観

東京からライナー号で1時間30分、甲府からひと駅で敷島ワイナリーのある竜王駅に到着。
更に駅から車で約20分。
サントリー登美の丘ワイナリーを過ぎ、標高500mを越えたあたりから敷島ワイナリーの畑が広がります。

ワイナリーへの道

ここが1番高い位置。
標高600mあたりにはソーヴィニヨンブランが植えられてます。

段々と連なるぶどう畑。
傾斜はこんなにも!

傾斜日本百貨店随一の長身スタッフ、こんの

敷島ワイナリーでは葡萄はほぼ全て自社農園で、ワインを自社醸造しています。
もともとは食用葡萄だけを栽培する農園だったところ、40年ほど前にワイン用品種栽培も開始しました。(現在はワイン用葡萄のみを栽培)

畑は除草剤を一切使わず、自然に。

山梨県を代表する甲州やマスカットベリーAをはじめ、シャルドネ、メルローやカベルネ、プチヴェルドなどのヨーロッパ品種といった、多様の葡萄を栽培している点もこのワイナリーの魅力のひとつ。

甲州、プチヴェルト、ピノ・ノワール、デラウェア【写真1】たわわな甲州 【写真2】珍しいプチヴェルド。幹も太いです 【写真3】近年栽培をはじめたピノ・ノワール
【写真4】今年の夏に収穫された完熟デラウェア!ワイン用なので種もあり、果皮もしっかりしています。他の品種に先駆けて、最も早くに醸造が始まります。

収穫された葡萄は、畑からすぐ近くの醸造所へ −
選別作業が終わったら早速除梗(じょこう)スタート。
醸造責任者の飯沼さんは、何十年も敷島ワイナリーを支えてきたベテラン醸造家です。

飯沼さんと徐梗機

見事に房だけが落ちていきます!
除梗され、果梗(かこう/果皮と果肉)に分けられた葡萄は管をつたって圧搾機にかけられジュースになります。

※圧搾は白ワイン醸造のみの工程です。赤ワインは果皮ごと発酵させます。

圧搾機

写真で見るよりも実はずっと大きな圧搾機。
内側にはなにやらしぼんだ風船のようなものがあります。
稼動中はこれに空気を入れて、ゆっくりと膨張させることによって果肉から果汁を絞っていくのです。

そうして破砕されジュースにされたデラウェアは奥のタンクへー

タンクとジュース

程よく冷えた【デラウェアジュース(非売品)】糖度は20度!
贅沢な甘さにノンアルコールながら酔ってしまいそうです。

これから2ヶ月ほどの発酵を経て辛口ワインに生まれ変わります。
当店での販売は10月末頃から…ご期待ください!

奥へ進むとオーク樽と熟成されたワイン香が漂ってきます。

オーク樽

ここから生まれる樽熟成やブレンド。
やはり小規模なワイナリーだからこそできる、少量生産のブレンドはたまりません。
標高の高い畑で育てたマウントワインならではのテロワールを感じる、贅沢な1本ですね。

菩提ヴィンヤードブレンド-2013少量生産 菩提ヴィンヤードブレンド 2013

醸造所の近くには木造造りのワインショップが併設されています。

風情を感じる佇まい。
こちらでテイスティング、ワインの購入ができます。

ご案内いただいたのは、素敵な笑顔の営業マン松土さん。

松土さん

もともとは山梨のリカーショップで働かれていたところ、敷島ワイナリーの味に惚れこんで数年前に転職されたそう。

“これからも、いまつくれる量だけで”

そうおっしゃる松土さん。
このひと言で、これからも少量生産でこだわったワイン造りを期待させてくれました。

ワイナリーの近くには景勝地の昇仙峡があり、その名前を冠した一升瓶ワインも昔からの名残で地元民に親しまれています。

昇仙峡

毎年開催されている新酒祭りは、地元のお母さま達が甲州名物ほうとうやお漬物をたっぷり振舞ってくれます。カラオケ大会もあったり、さながら町内会のお祭りの様!

今年は2日間で山梨県のワイナリーを巡るツアー、【ワインツーリズムやまなし2015秋】にも参加が決定しています。

もうまもなく、新酒の季節到来です!
機会も逃さずに、ぜひワイン造りの現場を体感しに行かれてはいかがでしょう。

敷島ワイナリー イベント情報

新酒祭り
2015年10月24日開催
http://www.mountwine.co.jp/user_data/fes.php

ワインツーリズムやまなし 2015秋
2015年11月7日・8日開催(敷島ワイナリーは8日に参加します)
http://www.yamanashiwine.com

ワイナリーのみなさまへ

当店では、ワインのテスト販売も承っています。
“東京でワインを販売してみたい” 等、ご相談ございましたら、
当サイト「お問い合わせフォーム」より、担当の田中までご連絡ください。

▼お問合せフォーム(担当:田中)
http://syokuhinkan.nippon-dept.jp/contact

敷島ワイナリー
〒400—1113
山梨県甲斐市
TEL:055-277-2805
FAX:055-277-6284
http://www.mountwine.co.jp
writer's profile
田中 僚
たなか・りょう/東京都出身
日本ワインをはじめ、こだわり商品を探求中。
まずは自分の舌で鼻で!がモットーの食いしん坊。
2015年10月22日

バックナンバー

あなたの商品、販売してみませんか?

日本百貨店しょくひんかんは、作り手と消費者の出会いの場です。
全国の作り手のみなさん、都心のマーケットで、あなたの自慢の商品を販売してみませんか?
様々なイベントも行っています、我こそはという方!
是非お問い合わせください!

お問い合わせ

店舗のご案内

住所
〒101-0022
東京都千代田区神田練塀町8-2 CHABARA(ちゃばら)内
電話
03-3258-0051
E-mail
syokuhinkan@nippon-dept.jp
営業時間
11:00~20:00
定休日
元日、 6月の第一水曜日、 11月の第一水曜日

日本百貨店では、一緒に働く仲間を募集しています!

Facebook

twitter

Instagram

ぼくが始めた日本百貨店

日本百貨店

FOOD ACTION NIPPON